温泉欠乏症候群友の会発足

 温泉欠乏症候群をいう疾患を私が温泉地での地道な調査、温泉好きな方々からの病歴の聴取を元に見出してから数年が経ちました。令和七年の年末から年始にかけて温泉から離れた土地で過ごす侘しさをバネにこの疾患を世に広めようと活動を始める事を決意し約半年かけて漸く公にする事が出来ました。これも一重に温泉を愛する方々の支援の賜物です。そんなの下らないと言われることを覚悟し、声を掛けさせて頂いて来ましたが。現在までのところ好意的な意見以外は忘れてしまいました。今後もこの方針で行こうと思います。

 しかし会を発展させるにあたり建設的な意見は忘れない様に気を配って参ります。

 この会の目的は温泉という大地の恵みを用い日本に根付いて暮らす人々が楽しく健康に暮らす事です。私はまだ温泉という資源を活用しきっていないと考えています。昨今乱開発による温泉資源の枯渇が言われていますが、この様な我田引水を思わせる資源の利用法は浪費と感じます。持続型の発展と言われますが、浪費と持続とは相反するのです。温泉を愛し資源を守ろうとする人の手で大切に活用する事が大切だと思われます。枯渇した施設が廃墟として一時的に観光資源となる可能性はありますが、その後は産業廃棄物でしかありません。

 温泉には様々な泉質や利用の仕方があります。それぞれの施設により考えが異なりその考え方に従った運営がされる。そこに個別性が生まれてきます。どれが良いでも悪いでもありません。温泉を大切に利用するという考えが基本にあれば善悪ではなく、好悪であったり、合う合わないです。また季節により食べ物が変わる様に温泉も変わります。場所によっては天候によって温度が変わったり入った時の印象が変わる事もあります。それを自分の感性で見極めてゆく事が温泉欠乏症候群という不治の病を楽しむ一つの要素となりますが、簡単にはそうも行きません。

 その様な時に泉質を選ぶ、入浴の仕方を選ぶ判断材料があれば面白いと考えました。東洋医学での体質の判定と泉質や入浴方法のアドバイスを組み合わせる事でより自分に合った泉質や、泉質を選ぶ事が出来なくとも入浴方法がわかればより良く温泉を活用できるのではないか?今の便利な世の中移動をする事は以前に比べると容易になりました。温泉地には近くにいくつかの泉質が点在している事も珍しくありません。温泉を愛する人が様々な温泉を楽しむ、今日の多くの人がする様に話題の場所に集中するのではなく、その人が良いと思う所に赴くそれが嗜みと言えるではないかと考えます。

 医師として医者の仕事が少なくなる事が望みです。人によって漢方薬や食事法が違うのと同様に温泉の入り方も違う。私もつい長風呂をしてしまいがちですが、そうではなくその時々にあった入浴法をする事で温泉で病気が癒えるそんな人々が増えればこの国の未来は明るくなると確信し温泉欠乏症候群という疾患を世に広める事を決意し温泉欠乏症候群友の会を多くはない賛同者の協力を得て立ち上げました。

「温泉欠乏症候群友の会発足」への2件のフィードバック

    • ありがとうございます。会員第1号です。まだ少し修正中ですが、本が届く前に終わらせます。

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